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相続の豆知識1−預金口座の取引履歴

相続の際,遺産の中でも預貯金については要注意です。

被相続人の預貯金については相続人であれば金融機関から残高証明書を取ることができ,口座残高の有無・額を確認することができます。

しかしながら,それだけでは不十分です。

多くの場合,被相続人の死期が近づいてくると,相続人の1人が急いで預貯金を下ろしてしまうことが頻繁にあるからです。
残高証明書の残高が0円だったとしても,それ以前に相当額の口座残高が残っていた可能性がかなりの高い確率であります。
したがって,被相続人の死亡から遡って一定期間(例えば半年)の口座の取引履歴を取得し,その出入金の状況をチェックすべきです。
そうすれば,死亡直前に多額のお金が下ろされてしまったとしても,その事実をきちんと把握して,それを前提として交渉することが可能となります。

なお,相続人が単独で金融機関に対して被相続人の口座の取引履歴を請求することはできない,と誤解されている人が多いようです。
確かに,金融機関も相続人全員の同意を要求し,これを拒否していた時期もありました。

しかしながら,最高裁は平成21年1月22日の判決で「預金者が死亡した場合,その共同相続人の1人は,被相続人名義の預金口座についてその取引経過の開示を求める権利を単独で行使することができる。」と明確に判示しました。

したがって,現在の銀行実務では相続人単独での取引履歴の開示請求に応じる扱いとなっていますので,積極的に活用していただきたいと思います。

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